堀川を清流に
  名古屋堀川
  ライオンズクラブ


         活動の記録


 ACT−0067
 
            
   堀川1000人調査隊 名工大エコロボットチームが
    オオサンショウウオの発見された猿投橋で
    水質調査を実施しました。

   
     
       とき   2006年1月15日(日)
              ところ  名古屋市北区 猿投橋付近



 2006年1月15日(日)、名古屋堀川ライオンズクラブ 堀川1000人調査隊事務局は
名古屋工業大学エコロボット調査隊に依頼して、11月に鈴木ダイビング調査隊が
オオサンショウウオを発見した名古屋市北区の猿投橋(さなげはし)付近の水質調査を
実施しました。
 調査には名古屋市の環境局公害対策課の方にもご協力をいただきました。

 この猿投橋には、11月から名古屋市の水質浄化実験で、鍋屋上野浄水場から、
水道水を作る過程で発生するきれいな作業用水が導水されており、またこの上流の
木津根橋付近からは調査用の浅層地下水が放流されており、その希釈効果で
非常に浄化が進んでいる水域です。

 しかしながら11月の導水以降には、この水域の水質測定データがまだありません。

 また、オオサンショウウオは11月22日に発見されてから捜索活動が続けられましたが
その後まだ発見、捕獲されておらず、まだこの水域に住み続けている可能性があるのですが
この水域は、満潮時には名古屋港からの海水が遡上してくるため、塩分濃度がたかければ
オオサンショウウオが住むことができないので市民から心配する声もあがっていました。

 今回調査に使用したエコロボット、「クラちゃん」はクラゲの形をしたロボットで
本体から水中に3本の足がのびていて、表層部、水中、水底付近の水質を同時に
採取して、本体に搭載したセンサーで測定し、岸で待機する隊員のノートパソコンに
即座にデータを発信できるすぐれもの。

 エコロボット「クラちゃん」にとっても、デモンストレーション以外に、本当に水質測定に
活躍するのはこれがはじめての経験でした。

 今回の調査項目は、水温、PH、電気伝導度、溶存酸素(DO)の4項目でした。

 水温は7.5度、PHはほぼ中性、溶存酸素はホースが水を吸い込むときにエアーを
吸い込んだせいかうまく測定できませんでした。

 電気伝導度は水中の塩分濃度を推測するデータとなりますが、この日の調査では
満潮時の一番条件が悪い時間帯にもかかわらず、ほとんど塩分がないということが
わかり、オオサンショウウオの「ホリちゃん」が生きている望みもひろがりました。

 調査しているときのもあちこちに地下水が湧き出ているのがわかり、思った以上に
きれいな水がたくさんはいっていることもわかりました。

 この日の堀川もあいかわらずコンビニ袋など、投げ捨てられたごみがたくさん
浮いていましたが、ホリちゃんが住んでいるかもしれない堀川をなんとかこれ以上
汚さないように、市民の皆さんとともに呼びかけしていきたいと思います。

 エコロボット「クラちゃん」の準備をする
 名工大エコロボット調査隊


 いよいよ出動です。
 慎重に水面に下ろします。
 ここ(北清水橋)から500mほど上流まで
ボートで引っ張っていきます。


ボートで協力するのは、黒川ドリーム会調査隊。
 ボートで猿投橋まで移動します、。


いよいよ調査を開始。
 猿投橋の滝の下も測定します。


調査結果を発表する名工大エコロボット調査隊。


 この日の様子はテレビでも放映されました。

 この日は市民と、大学と行政が一緒になって
堀川の水質を調査しました。

 これからもいろんな人が力を合わせて
堀川浄化のために進んでゆければすばらしいと
思いました。






 





   


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