名古屋の台所 熱田の魚市場

江戸時代の魚市場のにぎわい


 昔は肉を食べなかったので、魚は今以上に重要な食べ物でした。
 魚がたくさん取れる伊勢湾(いせわん)の海岸にあった熱田には、漁師(りょうし)もたくさん住み、すでに戦国時代には魚などを売る市(いち)ができていました。名古屋の町ができると、今の木之免町(きのめちょう)、大瀬子町(おおせこちょう)のあたりに魚市場ができ、毎日、朝と夕方の2回、たくさんの魚や貝、海草などが売買され、名古屋へと運ばれました。

 (CD 堀川ミュージアムより)


   
魚市場のなごりを残す建物